2020.03.02
RFID

IoT化にRFIDは欠かせない!その重要な役割とは

RFID_IoT

現在急速に変化する技術発展の中で、注目されているものの1つがIoTです。

 

IoT化は先進国ではすでに様々なところで取り入れられており、便利な生活や作業の効率化には必要不可欠なものとなりつつあります。

 

そこで、今回はIoTとはそもそも何かということに加えて、IoT化には欠かせないRFIDについてご紹介していきます。

近畿システムサービス管理部

近畿システムサービスは、店舗のトータルな提案を行うシステム開発会社です。免税システム、RFIDソリューション、電子署名等、多くの業種システムの開発実績がありますが、特に流通関連のシステムでは多数の実績とノウハウがあります。

IoTとは

IoTとはInternet of Thingsの略称であり、直訳で「モノのインターネット」という意味です。

 

読み方はアルファベット読みで「アイオーティー」とされており、文字通りモノがインターネットを経由して通信することを指します。

 

しかし、明確な定義があるというわけではなく、IoTの応用例はリモコンや、センサーによるモノのデータ収集など様々です。

 

RFIDがIoT化に欠かせない理由

RFIDとは“Radio Frequency Identification”の略称で「近距離無線通信を用いた自動認識技術」と訳されます。

 

これは電子情報が入力されている「RFタグ」というものを用いて、リーダーライタでその情報を読み込むシステムです。

 

これによってモノとモノ同士をインターネットに繋げやすくなるため、RFIDはIoT化に欠かせません。

 

しかし、ここで「レジで使われているバーコードと何が違うのか」と疑問に思った方もいらっしゃるでしょう。

 

バーコードとRFタグとの明確な差は「情報を読み取れる距離」です。

 

バーコードはわざわざ至近距離まで持って行ってスキャンする必要があるのに対して、RFタグを利用すれば数メートルから数十メートルまで読み取りができます。

 

また、RFタグはバーコードではありがちな「遮蔽物やコードの汚れのせいで読み取りができない」という状況とは無縁です。

 

タグが付いたモノがダンボールの中に入っていても読み取れますし、タグ内部のメモリで通信するためコードが汚れて読み取れないということもありません。

 

さらにRFタグは一括で多くの情報を読み取ることができるので、一回一回リーダーライターをかざす必要がありません。

 

このようにRFIDタグはIoT化に大きく貢献し、作業の効率化が可能となっています。

 

IoTの環境はまだ広まっている途中の段階

IoTの環境は少しずつ普及してきているとはいえ、まだまだ広まる途中段階に過ぎません。

 

これだけ便利になるにも関わらずそれほど普及していないのは一体どうしてでしょうか。

 

詳しく見ていきましょう。

 

国内のRFID関連の導入の動向について

広まるIotのイメージ

現在、国内のRFIDの導入にはコストがかかるということから避けられている部分があります。

 

バーコードと比較して非常に有用なRFタグですが、バーコードの方がコストがかからないこともあり、採用されている店舗の数ではRFタグが後れを取っている状態です。

 

また、RFIDはインターネットで繋がるため、個人情報などのセキュリティ面が懸念されてもいます。

 

しかし、技術が進歩してRFタグも安価になりつつあり、これからも多くの企業が導入していくと考えられます。

 

RFIDによってどのようにIoT化は広まっていくのか

RFIDによって広まるIot化

しかし、RFIDによってIoT化が広がっているのも事実です。

 

それではどのようにこれからIoT化は広まっていくのでしょうか。

 

RFIDの導入事例から具体的にどう普及していくのか見ていきましょう。

 

RFIDの導入の例

RFIDの導入事例で一番身近なものは交通カードです。

 

電車やバスを使う時に何気なく使っているカードですがあれもRFIDの技術を使ったものです。

 

また、商品を入れるだけで会計ができる無人のレジやアパレルの在庫管理などでもRFIDは活用されています。

 

このように、バーコードがついているわけでもないのに読み込み作業ができるものは基本的にRFIDと考えて良いほどには身近になりつつあります。

 

これらが全ての店舗や公共交通機関に適応されれば、カード1つでなんでもできる時代がきます。

 

現にキャッシュレスが流行しているのもRFIDシステムの存在が大きな一因になっていると言えるでしょう。

 

このように、利便性を求めれば求めるほどRFIDによってモノとモノ同士が繋がってIoT化が進んで行くため、高い確率でこれからもどんどんRFIDは普及していくでしょう。

 

業種ごとにRFIDの活用の場所は異なる

もう少し具体的な話をすると、業種ごとにRFIDの活用場所は異なります。

 

小売業でよく見られる盗難防止センサーですが、これも商品にタグがついていることで作動します。

 

同じセキュリティ関連では、ドアの開閉状態の確認にもRFIDシステムが利用されており、場合によってはドアの遠隔操作も可能です。

 

また、医療でもRFIDは活躍しており、医療器具の管理にも役立っています。

 

このようにして様々な業種、業界で活躍が可能となっているRFIDシステムはこれからも活躍の幅を広げていくと考えられます。

 

まとめ

今回はIoT化にRFIDシステムが必要不可欠という内容でしたが、いかがだったでしょうか。

 

日々進歩する技術の中でIoT化も進み、モノとモノがインターネットで繋がることで私たちの生活は劇的に便利になります。

 

その一端を担うのがRFIDシステムで現在も色々なところで活用されています。

 

これからはRFIDシステムが持つ課題に向き合い、今より一層の普及が求められます。

 

また、RFIDタグを使用した在庫管理システムなどはサービスが展開されているので、「棚卸を効率よく行いたい」、「作業の効率化を図りたい」という方は近畿システムのRFIDソリューションをぜひチェックしてみてください。

 

>>RFIDの特徴についてはこちら

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