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作業効率のアップや在庫管理、店舗内での情報共有など、さまざまなシーンで用いられているハンディターミナルですが、最近、アンドロイド化が進んでいるのをご存知ですか?
ハンディターミナルをアンドロイド化すると、どういったメリットやデメリットがあるのか気になる人もいるはずです。
そこで今回は、ハンディターミナルのアンドロイド化について解説し、それに伴うメリットやデメリットについて紹介します。
目次
ハンディターミナルとは
ハンディターミナルとは、携帯できる情報収集端末のことを指します。
バーコードを読み取って商品の在庫管理をしたり、納品や集荷の状況をデータで把握したりできる便利なアイテムです。
身近な具体例を挙げるとすれば、宅配業者が使用している端末が該当します。
宅配業者がハンディターミナルでデータを読み取ることで、その荷物が今どこの集配センターにあるか、荷物の配達が完了したかなどをチェックできます。
スタッフの作業効率がアップするだけでなく、顧客にとっても荷物の追跡ができるとても便利なものです。
ハンディターミナルのアンドロイド化とは
それでは、ハンディターミナルのアンドロイド化とはどういうことなのでしょうか?
簡単にいえば、Android OS(アンドロイド オーエス)を搭載したハンディターミナルのことです。
これまでのハンディターミナルには、Microsoft(マイクロソフト)が開発したWindows OS(ウインドウズ オーエス)が使われていました。
しかしマイクロソフトが、ハンディターミナルを含む小型機用OSのサポートを、移行期間を経たのちに、終了することを発表したのです。
それに伴い、ハンディターミナル向けの新たなOSとして、Android OSが利用されることになりました。
アンドロイド化したハンディターミナルのメリット
アンドロイド化したハンディターミナルを使うメリットはさまざまありますが、大きく分けると3つあります。
ここでは、アンドロイド化したハンディターミナルのメリットについて紹介します。
スマホのように使える
アンドロイドは、スマホで使われているOSと同じものなので、SIMカードを挿入すれば通話も可能です。
これまで会社用の携帯電話とハンディターミナルを持っていた人は、アンドロイド化したハンディターミナルであれば、1台持っておけば良いことになります。
また、スマホと同じように使用できるため、直感的な操作で、操作がわかりやすいというメリットもあります。
SNSが使える
スマホと同様に使えるため、インターネット回線を利用してSNSの使用も可能です。
お店の情報発信をするだけでなく、在庫情報などリンクさせて顧客にお知らせすることもできます。
写真が撮れる
バーコードやQRコードなどを読み取るために、カメラが付いています。
そのため、写真を撮ることも可能です。
写真を撮ってSNSにアップすることや、現場の状況を他の店舗へ報告することもできます。
Bluetoothが使える
Bluetoothを搭載していれば、無線通信機能が使えます。
ハンディターミナルに入力した情報を違う端末に送信できるため、レストランで顧客が入力したオーダーをもとに注文管理や在庫管理をするといったことも可能です。
その他には、商品購入の決済でハンディターミナルを使い、Bluetoothを活用してレシートを発行することもできるでしょう。
セキュリティ向上
Android OSでは、多層防御を施しているため、セキュリティ対策はかなり強固なものになっているようです。
セキュリティに関しては、「何重もの壁があるようなイメージで、いわゆる要塞である」とGoogle(グーグル)のホームページで紹介しています。
さらに、Android OSを開発しているグーグルのセキュリティ対策は、世界各国の厳格な基準を満たしているため、その面でも安心できるでしょう。
衝撃に強い
常に携帯する端末のため、万一落としたときの衝撃にも耐えられるようになっています。
わざと落とす、投げつけるなど乱暴な扱いをすればどんな端末でも壊れてしまいますが、通常の作業で起こる程度の衝撃で、簡単に壊れることはないでしょう。
アンドロイド化に伴うデメリット
ここまで、アンドロイド化したハンディターミナルのメリットについて紹介しましたが、アンドロイド化に伴うデメリットにはどんなことがあるのでしょうか?
実は、現在使っているWindows OSや、ハンディターミナルを販売している会社が独自で開発したプログラムをアンドロイド化したハンディターミナルに引き継いで使うことができません。
つまり、最初から独自のプログラム開発が必要となってしまうのです。
それに伴い、開発に時間やコストがかかってしまう、新しいハンディターミナルを購入するのに費用がかかるなどのデメリットが考えられるでしょう。
まとめ
マイクロソフト社のサポートが終了することに伴い、新たな流れとしてハンディターミナルのアンドロイド化が主流となりつつあります。
さまざまな機能を組み合わせて使っていくことで、これまでとは別次元の価値や利便性が生まれるはずです。
導入にはどうしてもコストがかかりますが、長期で考えた投資として捉え、ハンディターミナルのアンドロイド化を考えていくと良いでしょう。