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日本へのインバウンドが年々増加するにつれて、外国人観光客による買い物が注目されてきています。
特に、薬局やドラッグストアを経営している方は、その影響を大きく受けているのではないでしょうか。
外国人観光客の利用をもっと増やすために必要な「免税システム」についての疑問を、この記事で解決していきましょう。
目次
そもそも免税店とは
免税店とは、関税や消費税などの税金が免除される、外国人向けの店舗のことです。
空港型免税店では関税が、市中免税店では消費税がそれぞれ免除され、今回テーマになっている薬局やドラッグストアは市中免税店にあたります。
外国人が国内で買い物をして帰国した場合、購入品は輸出品になり、免税となるのです。
外国人の買い物が免税になる理由は、このためです。
消耗品が免税の対象になったことで対象店舗が増えた
元々、免税対象は家電や衣料品などの一般物品と呼ばれる品々が対象でしたが、2014年より食料品や化粧品、医薬品などの消耗品も対象となりました。
これにより免税対象の店舗がさらに拡大し、今では雑貨店や薬局、ドラッグストアの免税店も街中で多く見かけます。
薬局やドラッグストアが免税店になる主なメリット
さて、免税店の基本情報について解説していきましたが、ここからは薬局やドラッグストアの免税店化についてご紹介していきましょう。
まずは、薬局やドラッグストアが免税店になる4つのメリットをご紹介します。
外国人観光客の来店増加
薬局やドラッグストアで、化粧品や医薬品を買う外国人観光客が増えています。
彼らは安くて良い品を求めて来店します。
免税制度・免税システムを導入し、さらに安く商品を提供することで、外国人をさらに呼び込めるようになるでしょう。
非免税店との差別化
免税店に加入すると、免税店のシンボルマークを申請することができます。
シンボルマークのある店舗は、シンボルマークのない店舗に比べて、外国人観光客からより選ばれやすくなります。
特に、近隣のドラッグストアや薬局がまだ免税店に加入していない場合は、早めに加入することをおすすめします。
売上アップ
薬局やドラッグストアの差別化は難しいですが、免税店にして外国人観光客を増やすことで、売り上げアップも見込めます。
さらに後述する免税システムを導入することで、売り上げデータの管理も簡単にできるようになり、マーケティングや在庫管理に活かすことも可能です。
国内の不況時の売上確保
国内が不況の時、円安によって増えた外国人観光客の消費は、貴重な売り上げになります。
薬局やドラッグストアが不況時でも売り上げを確保するためには、外国人観光客に選ばれる店づくりをすることです。
免税店への加入も、その対策の1つとして有効です。
免税店になるには
薬局やドラッグストアが免税店になるメリットをご紹介してきましたが、実際に免税店になるにはどのような手続きが必要なのでしょうか。
免税店になるためには、いくつか手続きが必要になります。
申請方法
免税店になるためには、所轄の税務署に書類を提出します。
申請にはいくつか要件があり、納税の滞納がないか、外国人観光客が利用する可能性のある販売場であるかといった審査項目をクリアしなければなりません。
申請までの手続き
要件を満たしていれば、書類を用意して所轄の税務署に提出することで、免税店になることができます。
申請までの手続きを、簡単に確認してみましょう。
1.申請書や参考書類を用意する
国税庁ホームページから「輸出物品販売場許可申請書(一般型用)」をダウンロードし、必要項目を記入します。
また必要に応じて、販売場の見取り図や取扱商品に関する添付書類が必要なので、事前に税務署に相談すると安心です。
2.所轄税務署に提出する
所轄の税務署に申請書を提出します。
なお店舗ごとに申請が必要となるので、複数の店舗を免税店にしたい場合は、店舗数分の申請書が必要です。
3.申請すればシンボルマークがもらえる
免税店へ加入した後は、シンボルマークを申請することができます。
必須ではありませんが、先述のように外国人客にアピールするのに有効なので、ぜひ手に入れておきましょう。
薬局やドラッグストアが免税システムを導入すべき理由
外国人観光客が免税を受ける時、今までは紙媒体が中心でしたが、国税庁は2020年4月から電子化することを決定しました。
現在は経過措置期間なので今すぐに電子化する必要はないのですが、2021年10月以降はすべての免税店事業者が電子化に対応する必要があります。
そのためこれから免税店になろうと考えている場合、電子化に対応して免税システムを導入することをおすすめします。
また免税システムを導入することで、次のようなメリットを得ることもできます。
業務の効率化に繋がる
従来の免税手続きでは、購入記録票と呼ばれる書面に、パスポートの情報や購入品を手書きで記入する必要がありました。
この書面による手続きは、大量の商品が購入されたときやレジが混んでいるときはネックになります。
免税システムを導入することで、パスポート情報や購入品を瞬時に読み取ることが可能になり、業務の効率が飛躍的にアップします。
外国人観光客への負担を減らせる
書面による免税手続きは、店側だけでなく外国人観光客にも大きな負担となっていました。
というのも、購入者も「購入者誓約書」に氏名やパスポート情報を手書きし、店からもらった購入者記録票を関税に提出する必要があるからです。
免税システムを導入すれば、購入者は店や関税にパスポートを提示するだけで免税を受けられるようになります。
まとめ
薬局やドラッグストアが免税店になることで、数多くのメリットが得られます。
またこれから免税化を検討している場合、手続きの簡略化や、今後の電子化を見据えて、免税システムを導入することをおすすめします。
免税システムは数多くありますが、まずはそれぞれの特徴をよく確認して、ご自身の店舗に合ったシステムを探してみるのが一番です。
近畿システムサービスでも免税システムのサービスを展開しています。
少しでも気になった方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。
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