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RFIDの通信方法には、「電磁誘導方式」と「電波方式」の2種類があります。とはいっても、これらの用途や特徴を見分けるのが難しいのは事実です。
RFIDの通信方法を理解することで、自社の売上アップに繋がりやすくなります。
例えば、電波方式は、長い距離でも情報のやり取りが可能なのが特徴です。
この他にも知っておくべき特徴がいくつもあります。
そこで今回の記事では、電波方式について詳しく解説します。
これからRFIDの導入を検討する方の参考になれば幸いです。
目次
電波方式:アンテナを使って送受信する
電波方式とは、アンテナ同士の情報を電波で送受信する方式です。
空間に電波を放って伝達するので、遠くのタグと通信ができます。
電波方式の周波数は、「433MHz」「900MHz」「2.45GHz」です。
通信できる距離は、採用するRFIDによって数m〜数kmまで対応します。
ただし、電波のため長距離の通信ができますが、他の電界や磁界によって他のアンテナに伝わることが考えられます。
電波方式を使うRFIDの種類
電波方式を使うRFIDには、
- パッシブタグ型RFID
- アクティブタグ型RFID
- セミアクティブタグ型RFID
といった3種類があります。それぞれ詳しく解説します。
パッシブタグ型RFID
パッシブタグ型RFIDとは、リーダーの電波に反応して動作するので電池を使用せず半永久的に利用できるRFIDです。
物の管理や盗難防止に採用されるケースが多いです。
アクティブタグ型RFID
アクティブタグ型RFIDとは、電池を内臓して信号を常に発信するRFIDになります。人や物などの動くものを対象に取り付けて、位置情報を管理したり監視したりするときに使われるケースが多いです。
アクティブタグ型RFIDには、自己通信型と待受通信型があります。自己通信型とは、内蔵された時計から指定の時間だけ定期的に通信するもの。一方、待受通信型は呼出を待ったりタグについたスイッチを押したりして、情報通信をするものです。そのため、自動で通信をしません。
セミアクティブタグ型RFID
セミアクティブタグ型RFIDとは、パッシブタグ型よりも通信できる距離が長く、アクティブタグ型より電池の消耗が少ないRFIDです。タイムを計測したり入退室の管理をしたりするときに利用されます。
RFIDの概要
RFID(Radio Frequency IDentifier)とは、ID情報を埋め込んだRFタグから情報のやり取り自動で行う技術です。
たとえば、食材の賞味期限を付ける場合。
商品ごとに適した日付を1つづつチェックするのはとても時間がかかりますよね。
しかしRFIDタグに賞味期限のデータを入力したり貼り付けたりすることで、PCからチェックすることが可能になります。
その結果、無駄な時間をなくして一括管理と確認ができます。
RFIDの開発は近年進んでおり、今後より活躍する場面が増えるでしょう。
RFIDの具体例
RFIDの具体例としては以下のものが挙げられます。
- 託児所で子供の管理
- 生産過程の可視化
- 食品の製造や入荷などの管理
- 棚卸しの短縮
それぞれについて紹介します。
託児所で子供の管理
託児所では、子どもたちの安全を守るために、RFIDタグを備えたカードを使っています。
専用のカードから引取の履歴を残すなどの管理をしています。今後、導入を検討する幼稚園や託児所も増えていくと考えられています。
生産過程の可視化
RFIDタグを使い、生産過程を管理するケースが増えています。
製品の品質はもちろん、発注側が過程をチェックできるようにして、安全性や信頼性を獲得しやすくなります。
食品の製造や入荷などの管理
食品は調理方法や保管、輸送時間によって品質が変わります。
RFIDタグを導入することで、作られる工程や輸送ルート、保管場所の記録を一括で管理することが可能です。その結果、クオリティの高い食品を管理できます。
棚卸しの短縮
RFIDタグを導入することで、たくさんの商品を一括で管理する企業が増えています。倉庫に保管した商品すべてを短時間で管理することで、人件費や工数の削減にもつながっています。ロスコストを削減して、自社の発展につなげることも少なくありません。
電波方式で長距離での情報通信を可能にしよう
今回の記事では、電波方式について解説しました。
電波方式は、アンテナ同士の情報を電波で送受信します。そのため、広い範囲での利用が可能です。ただし、他の電界や磁界によって他のアンテナに伝わることが考えられるので、注意が必要です。
電波方式の周波数は、「433MHz」「900MHz」「2.45GHz」でした。通信できる距離は、採用するRFIDによって数m〜数kmまで対応できます。
今後、RFIDの導入をしてコストを抑えたりミスを防いだりする企業は増えることが考えられます。
とはいえ、自社に合ったRFIDでなくては効果がでにくいです。まずは設置する場所に応じて、理想的なRFIDを見つけることから始めることをおすすめします。
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