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WEB関連の仕事をしているのなら「API」という言葉を聞いたことがある方も多いかもしれません。
しかし実際にどんな役割を果たすのか、具体的に説明できる方は少ないのではないでしょうか。
APIを使いこなすことでWEBサービスを自社で取り組め、コスト削減につながる可能性があります。
そこでこの記事ではAPIの基本的な情報や仕組み、使うメリットなどを紹介します。
目次
APIとは何?どういう意味なのかを解説
まず「API」とは「Application Programming Interface(アプリケーション・プログラミング・インターフェース)」の頭文字で、「ソフトウェアやアプリケーションをつなげるためのインターフェース」という意味があります。
APIの「アプリケーション・プログラミング・インターフェース」とは
「アプリケーション・プログラミング・インターフェース」を細かく分類すると、以下の意味になります。
- アプリケーション:パソコンやスマホなどのデバイスで動くソフト
- プログラミング:プログラミング言語を使用してコンピューターに命令する
- インターフェース:機器同士をつなぐこと
中でも重要になるインターフェースは「何か」と「何か」をつなげることを意味します。
たとえばUSBはパソコンと周辺機器をつなげる「ハードウェアインターフェース」ですが、ディスプレイは人とパソコンをつなぐ「ユーザーインターフェース」の一つとなるのです。
つまりAPIとは、「ソフトウェアやアプリケーション同士が外部との情報を連携する際に便利なプログラミング上の窓口」と言っても良いでしょう。
APIの代表的な種類
APIの種類は大きく分けて
- WEB API
- プロトコル仕様
があります。それぞれ詳しく見ていきましょう。
WEB APIは4つの種類がある
WEB APIとはインターネットを介して情報を連携させることです。
HTTP/HTTPSを利用して、アプリケーション同士が接続する仕組みを提供します。
これによってプログラミング言語の仕様に左右されることもなく、簡単に利用できるのです。
WEB APIには大きく分けて4種類あります。
WEB APIの種類 | 概要 | 公開/非公開 |
---|---|---|
オープン API |
|
公開 |
パートナー API |
|
限定公開 |
内部 API |
|
非公開 |
コンポジット API |
|
サービスによる |
4つのプロトコル仕様
異なるAPIの場合、受け入れられるコマンドとデータ形式を決定するプロトコルセットに従います。4つのセットは以下の通りです。
プロトコル仕様 | 概要 |
---|---|
REST | HTTPリスエクストとレスポンスのメソッドを利用した通信方法 |
XML-RPC |
拡張市場言語 (XML) を使用してコマンドをエンコード レスポンスもXML形式でやり取り |
JSON-RPC | データを転送するためにJavascriptオブジェクト表記形式を使用 |
SOAP |
アプリケーションのネットワーク化を標準化 XMLのみを使用してメッセージングサービスを提供 |
API関連の仕組みと事例
APIでソフトウェア同士をつなぐ「API連携」に関する仕組みを紹介します。
また事例も紹介しているので参考にしてください。
APIの仕組み
APIは基本的にサービスを利用する側「リクエスト(要求)」と、サービスを提供する側「レスポンス(応答)」という構成で成り立っています。
リクエストとレスポンスのルールはAPIの提供者が設計段階で考え、実装することで利用できる状態になるのです。
そのためAPIには「こうでなければならない」というルールはありません。
APIの事例
ウェブショップで商品を購入する場合、カード番号や名前などの個人情報の入力が必要になります。
しかし安全性が確立されていないウェブショップのサーバーに個人情報が保管されると、第三者に悪用されかねません。
そこでウェブショップ側はカード会社が提供しているAPIを利用することで、顧客に安心して購入してもらえるようになるのです。
WEB APIの一例
また大手のWEB APIの一例を見てみましょう。
- Amazon
- Yahoo
などが挙げられます。
これらのアカウントを利用している方も多いのではないでしょうか?
特にFacebookやTwitterなどのSNSが提供しているAPIを利用することで、SNS同士でブログなどの共有が可能になります。
それぞれのSNSを連携させることで、利用者にとっても利便性が高くなり、サービスの価値が高まるのです。
API連携を利用するメリットや効果
API機能を使うことで、どのようなメリットや効果が出るのかを解説します。
ここではメリットでもある
- 開発の効率化によるコスト削減
- セキュリティの向上
- データの二次利用
に関して紹介しているので参考にしてくださいね。
開発の効率化によるコスト削減
信頼できるプログラムが存在する場合、それと連携することで一からプログラムを作らなくても済みます。
プログラム開発には時間と費用がかかるため、ソフトウェア開発の効率化によってコスト削減が実現できるのです。
セキュリティの向上
通常利用者の個人情報を管理する場合は、自社でセキュリティを含め独自に登録画面を作成することになります。
そこで世界基準の高いセキュリティ対策を行っているFacebookやTwitterなどのAPIと連携することで、個人情報は守られるようになるのです。
独自にセキュリティ開発を行うよりも、セキュリティレベルの高いAPIサービスを利用したほうが、利用者にとっても安心でしょう。
ほかのデータを活用できる
API連携を行うことで、「ほかのソフトウェアのデータを活用できる」というメリットがあります。
情報確認が簡単にできるだけではなく、顧客の特徴や年齢層などの傾向を容易に分析しやすくなるのです。
ソフトウェアの機能性を向上させられ、ビジネスに役立つでしょう。
API連携を利用するデメリットや注意点
APIを利用するメリットはたくさんありますが、デメリットや注意するポイントも押さえておきましょう。
ネットワークトラブルなどの不具合
さ
自社の設備に異常がなくても、サービス提供する側のAPI機能の不具合によって停止する可能性もあります。
APIの仕様変更がないかなど、定期的にチェックを行いましょう。
またOSやソフトウェアで発生する脆弱性に対応するためのバッチ管理の適用などによって、サービスが中断することもあることを忘れないようにしてください。
メンテナンス情報をこまめにチェックして、利用者に対して対策を行う必要があります。
API利用時の権限は最低限にとどめる
APIキーやシークレットログインIDなどはパスワードと相当するものです。
そのため第三者に教えたり、部署内で使い回したりしないようにしてください。
またAPI利用時の権限も極力最小限にとどめておきましょう。
まとめ:APIをうまく活用しよう
この記事ではAPIについての特徴や種類などを解説しました。
AIPを活用することで、コスト削減やセキュリティ向上などのメリットがたくさんありますが、注意する点もあることがわかります。
APIを利用する際は基礎をしっかり理解し、サービス開発に向けて活用してみてください。