2022.05.31
POS

POSレジの入れ替え(リプレイス)の時に気をつけたいポイント

昔ながらのPOSレジですが、無人レジやセルフレジなどが登場してきています。

それに合わせてレジに求める顧客のニーズも少しずつ変化してきています。

そこで検討したいのが既存のレジを入れ替え(リプレイス)です。

本記事では、POSレジの入れ替え(リプレイス)を、成功させるためのポイントについてご紹介していきます。

近畿システムサービス管理部

近畿システムサービスは、店舗のトータルな提案を行うシステム開発会社です。免税システム、RFIDソリューション、電子署名等、多くの業種システムの開発実績がありますが、特に流通関連のシステムでは多数の実績とノウハウがあります。

POSレジの入れ替え(リプレイス)タイミング

POSレジの入れ替え(リプレイス)タイミング
POSレジを入れ替える場面として、イメージしやすいのは本体の故障ですが、他にもいくつか想定される場面があります。

適切なタイミングで、すばやく対応できるように準備しておきましょう。

故障

POSレジは使用頻度が高いので、いつ本体や周辺機器に故障が起きてもおかしくありません。

本体やシステムの故障はもちろん、周辺機器も含めて不具合が多くなり始めた場合も早めにPOSレジを入れ替えた方が良いでしょう。

リース期間・保証期間の終了

リース契約でPOSレジを使用している場合、リース期間の満了時は入れ替えのタイミングです。

リース契約の期間が長期の場合、期間満了のタイミングを忘れがちです。

社内で忘れず管理しておきましょう。

また、似たようなケースで、サポートや保障期間の終了のタイミングでPOSレジを入れ替えることもあります。

本体の保障については約1年、その後の保守期間は4~5年前後が一般的です。

リース・保障期間の終了間際に次のリースを慌てて手配するとミスがあったり、自社に合ったものが選べなかったりする場合があります。

期間満了よりも前に次のリースを手配するよう心がけましょう。

セルフレジの導入

人手不足を背景にセルフレジ・セミセルフレジを採用する店舗が増えています。

セルフレジでは顧客だけで会計でき、セミセルフレジはスキャンをスタッフが行い、会計は顧客自身で行います。

これらのレジの登場でスムーズに対応できるようになり、行列ができるのを避けつつ、人手不足も解消。

大型店舗で思うようにレジスタッフが集まらない場合は、一部を既存のPOSレジからセルフレジ・セミセルフレジへの入れ替えを検討した方が良いでしょう。

機能性の高いPOSレジに入れ替えたい

長い期間使っているPOSレジは最新のものに機能性で劣る部分があります。

顧客管理や在庫管理、売上分析などの機能は、現代ではデータを活かしたマーケティングに無くてはならないものです。

「売上が伸び悩んでいる」、「在庫管理が上手くできていない」といった課題がある場合、機能が充実した新しいPOSレジへの入れ替えが効果的です。

店舗の拡大に合わせて

店舗を拡大する場合、POSレジの台数を増やす必要があります。

より多くの商品や顧客を管理するためにより充実したPOS機能が必要になることでしょう。

店舗拡大に合わせてPOSレジを一新することで店舗運営をスムーズにこなすことができます。

また、業態が違う店舗が開店するという場合にも、複数店舗管理に対応したPOSレジがあるので、気になる方はチェックしてみてください。

消費税増税

消費税の増税や軽減税率など、税制度が変更された際も入れ替えのタイミングです。

たとえば、前回の税制変更では、税制対応に伴う補助金が政府より投入されていました。

この補助金を活用することによってレジの導入コストが抑えられるので、次の消費税増税のタイミングでPOSレジを交換するのも手です。

入れ替えのポイント

入れ替えのポイント
POSレジを入れ替える際に、とりあえず安いPOSレジを入れたり、よくわからないまま多機能なPOSレジに入れ替えたりしてしまうかもしれません。

しかし、十分に検討しないと大きな損をする可能性があります。

POSレジ選びで損をしないためにも、POSレジの入れ替えで気をつけておきたいポイントを確認していきましょう。

目的を持って入れ替える

POSレジを入れ替える場合は、目的を明確にしましょう。

あいまいな目的で入れ替えた結果、上手く活用できずにコストだけがかかってしまう場合もあります。

現在、店舗にどのような課題があって、POSレジの入れ替えで何を改善したいかを明確にする必要があります。

「セルフレジを活用して人手不足を解決したい」、「新しいPOSレジでマーケティングに力を入れたい」など課題によって必要な機能も異なるのです。

必要な機能とそうでないものを見極めてPOSレジを選ぶようにしましょう。

予算に合った入れ替えをする

POSレジを入れ替える際に、購入かリース契約かを選択できます。

POSレジ本体を購入する場合は、購入費用や設置・設定費用など多くの初期費用が必要ですが、ランニングコストは少ないです。

一方リースでは、初期費用が安く済む代わりに月額の一定額支払うことになり、長期間利用するほどコストが大きくなっていきます。

初期費用や維持費用を予算・運営状況から、購入かリース契約かを検討するようにしましょう。

まとめ

今回は、POSレジの入れ替えについて紹介・解説しました。

POSレジの入れ替えタイミングはいくつかありましたが、故障やリースの期間満了の場合は急いで入れ替えの手配をする必要があります。

次のPOSレジを手配する際にもできるだけ店舗に合ったものを選び、無駄な費用がかからないものを選びましょう。

必要な機能のあるPOSレジを使って、店舗の課題解決にぜひ活かしてください。

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