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ASPサービスとは、インターネットを利用してアプリやソフトウェアを使用するサービスで、どこにいても利用することができるもののことです。
従来のサービスとは違い、パソコンにインストールする必要がないため、持っているパソコンやスマートフォンでネットワークに接続できればASPサービスを利用できます。
顧客管理や販売促進、営業など物販店・量販店様向けにも活用しやすいさまざまなサービスが提供されています。
ここでは、そんなASPサービスについて詳しく解説していきましょう。
目次
ASPサービスとは?
ではASPサービスについてもう少し詳しくお伝えします。
ASPとは「Application Service Provider」(アプリケーション サービス プロバイダ)の略で、アプリケーションやソフトウェアサービスを、ネットワークを経由して提供するプロバイダのことを指します。
そのため、パソコンとインターネット環境が整っていれば、場所を選ばずASPサービスで店舗管理システムを利用することが可能です。
売り上げや在庫管理、客層別の実績も確認することができます。
また複数店舗の一括管理も容易にできるため、物販店様や量販店様向けにも使い勝手の良いサービスです。
ASPサービスとSaaSの違い
ASPサービスとよく似た用語にSaaSというものがあります。
SaaSとは「Software as a Service」の略です。
ASPはサービス全体をさしますが、SaaSはアプリケーションやソフトウェアそのものを指しています。
ソフトウェアのデータ自体はサーバー側に存在しているため、ユーザーはインターネットを介してアクセスし利用します。
ソフトウェアをインストールする必要はありません。TwitterやSkypeもこのサービスのひとつです。
ASPはSaaSよりも以前に使われはじめ、1980年代の終わりに登場しています。
ASP導入によるメリットとは
顧客管理や販売管理などはどれもASPサービスを利用しなくても行えますが、圧倒的に効率化になるため多くの企業がASPサービスを導入しています。
ASPサービスを導入することによるメリットには、どのようなものがあるのでしょうか?
ここから詳しく解説していきましょう。
メリット1:コスト削減
注目度の高いメリットのひとつが、コスト削減です。
ASPサービスは自社の端末にインストールするものではないため、比較的コストを抑えて導入することができます。
さらに自社でシステム開発をする必要がないため、開発費用や維持管理費、メンテナンスなどに関する費用の削減もできます。
ASPは初期設定費や月額料金を支払うだけで利用できます。
メリット2:利用が難しくない
ASPサービスは、使いやすいというのも特徴のひとつです。
使いやすく分かりやすいもののため、初期導入時の操作方法も短期間で理解することができます。
また月単位での契約が可能など、自社にとって使いやすいサービスを検討することができるのもポイントでしょう。
メリット3:自社で管理システムを用意する必要がない
サーバーのメンテナンスや管理は、サービス提供事業者が提供してくれます。
わざわざ管理システムを用意する必要がなく、専門性の高いセキュリティ対策も、自社で行う必要はありません。
システムの知識や技術を気にすることなく利用できます。
メリット4:場所やデバイスに縛られない
インターネットを利用できる環境が整っていれば、場所や使用するデバイスに縛られることがありません。
パソコンにインストールしなければならないソフトウェアだと、インストールしてあるパソコンでしかサービスを利用できませんが、ASPサービスではその制限がなくなります。
場所を選ばないため、移動中や自宅でも容易に利用できます。
メリット5:導入が短期間で行える
自社でサービスシステムを開発するとなると、システム設計や開発、テストなどの段階を踏んで行わなければならず、長い期間を要することになります。
しかしASPサービスは、すでに運用されているシステムを利用するため、導入から運用までスピーディに進められるでしょう。
ASP導入の前に確認しておくべき注意点
ご紹介した通り、ASPは多くのメリットがあるため、導入を検討している企業も多いです。
そこで、ここからは導入後スムーズに利用していくために、確認すべき注意点について見ていきましょう。
インターネット環境が必要
ASPサービスを利用するには、必ずインターネット環境が整っていることを確認しましょう。
インターネットを介してアプリやソフトウェアを使用することが前提となります。
通信速度が安定していることもポイントです。
また災害時や何らかの影響で通信環境が不安定になることもあります。
その場合の対策も考えておく必要があるでしょう。
機能拡張が難しい
ASPサービスは自社だけでなく他社も含めて複数の企業が利用しています。
提供されているサービスは多くのユーザーに対応したものがほとんどです。
自社開発のシステムだと自社でのシステム改善ができますが、ASPサービスの機能拡張は提供事業者にゆだねられます。
独自機能をプラスしたりカスタマイズしたりすることは難しいでしょう。
利用前に欲しい機能があるか確認
機能を拡張することが難しいため、ASPサービスでは必要となる機能は何かを事前に確認しておく必要があります。
導入後に機能不足が生じることがないよう、必要な機能を満たしているかいくつかのサービスの比較検討をするとよいでしょう。
セキュリティに問題がないか確認
ASPサービスは複数のユーザーで共有サーバーを使用し、データはクラウド上で保存します。
低コストを実現できる一方で、セキュリティ面でのリスクも考えておく必要があります。
サービス提供事業者に依存してしまうため、セキュリティ面に信頼がおける提供事業者かどうかも見極めるポイントです。
まとめ
ASPサービスはコスト削減や短期間での導入を実現し、業務の効率化にもつながります。
安定したインターネット環境が整っていれば、利用人数や場所に制限されることなく利用できます。
複数店舗を持つ物販店様や量販店様向けにも管理しやすいサービスが整っているため、ASPサービスを上手く活用していけば、生産性の高い運用ができるでしょう。